「自分の身近な5人の平均年収があなたの年収」説、検証してみた結果…
よくある自己啓発の話。
「あなたの周りの5人の平均年収があなたの年収だ!」みたいな理論。
「そりゃそうだよなぁ」と実感する人も多いことだろう。
情報発信してる人のメルマガで多いね。
でも考えてみれば、これはだいたい当たり前で、自分より年収が数千万円上の人間と一緒にいても居心地悪いというのが人間の性質なのだ。
だからこれは間違いではない。
違和感があるのは、「低年収でも稼いでる人の輪に入ればあなたもお金持ちの仲間入り!」と、その後に続く言葉だ。
そういった場所に入って行って周りの意識高い人たちと自分の基準が一緒に追いつこうとやる気を出せる性格である場合のみ、こうした行為が意味をなすのだ。
普通の人間はかなりの居心地の悪さを感じるはずだ。イメージとしては貧乏な子供が金持ちの子息が通う学校に行かなければいけなくなる場合とか、一般家庭の奥さんが金持ちのママ友の会に参加しなければいけなくなった場合を想像してもらえればいいだろうか。
そもそも「周りの5人の平均年収が~」の話を発信者が持ち出す理由は何だろうか?
それは「え?そんな年収高い人は周りにいない?そんな人のために、私が運営するサロンに参加すれば既に成功している人もいるしあなたの基準値も変わります!」と言いたいからです。
なのでメルマガなどで「周りの5人の平均(略)」の話が登場したら、次の回のメルマガで塾やサロンのお誘いがある可能性が高いですね。